ＳＮＳとは、ソーシャルネットワーキングサイトの略称です。内容を簡単に言えば、人と人とのつながりを促進・サポートすることができるコミュニティ型のWebサイトです。 具体的に言えば、自分から発信する情報と、他人から発信された情報を元に、趣味のあう新しい仲間と出会ったり、趣味の合う人との交流を行うことができるWebサイトです。 日本では、2003年頃からSNSを提供する会社がでています。古株で社会現象にもなったｍｉｘｉは １０００万人のユーザがいるそうです。

「ｍｉｘｉ(ミクシー)」や「ＧＲＥＥ(グリー)」等のＳＮＳが流行(はや)ると、他のIT企業も自社のWebサイトに取り入れるようになりました。そして次には、 ＳＮＳの基本骨格を無償で提供するOpenPNEというオープンソースが出現しました。多少のサーバ知識やコンピュータの知識が必要ではありますが、自分のサーバや、 レンタルサーバーを借りれば、時間をかけるだけでＳＮＳを作ることができるようになりました。OpenPNEは、ＳＮＳ運営で大成功を収めているＭｉｘｉを参考にして (パクって)いるのかインターフェースが酷似しています。今、このOpenPNEを使用して作られている小規模なＳＮＳが増えてきています。

大規模ＳＮＳがあるのなら、小規模ＳＮＳなんて必要ないんじゃない？という方もいますが、なんといいますか…大人の事情といいますか…一言で言えば、大きすぎるために 不都合もあったりします。昔のパソコン通信でも、巨大BBS「PC-VAN」「Nifty」があったにもかかわらず、草の根BBSという小さな個人運営規模のNET局が沢山あったのと同じような現象だと思います。

ＳＮＳの中でも大規模を誇る「ｍｉｘｉ」。大規模ＳＮＳのメリットは、人が多くて情報が多いことだと思います。自分が、見たい、知りたいことがあるコミュニティも、結構簡単に見つかると思います。

デメリットは、大規模すぎて自分の趣向や性格の使いわけをしなくてはいけないことがあることや、ユーザが全国に散らばっている為に、ネットワーク上での付き合いだけになりがちな点ではないでしょうか？

ｍｉｘｉ等の大規模ＳＮＳユーザで下記のような方、いるのではないでしょうか？

• あるコミュニティでは趣味を話せるけど、別なコミュニティでは趣味を話せない(話さない)
• 自分を見つけて欲しくない方(例えば上司・友達)と出会ってしまうことがある
• ユーザが全国に散っている為、オフ会での交流がしずらい
• 地域コミュニティではオフ会参加も容易だが、自分の趣味を知られたくないことがある

上記のようなことがある為に、

• バレないように、複数のアカウントを使用し、使い分け
• 興味はあるけれど、バレたくないから「やばいコミュニティ」に参加しない
• 自分像をその場で切り替えて、うまく使いわけしている

といった窮屈な思いをしている方、いるのではないでしょうか？？

現代視覚文化の趣味は、メディアに取り上げられることも多くはなってきましたが、残念ながら、万人に受けの良い趣味ではありません。この趣味に関するコミュニティ参加と、 一般的なコミュニティの参加とで、アカウント(ID)の切り替え／不参加を行っている方、多いと思います。

または、「会社の人」や「友達」に「私、ｍｉｘｉ行ってるよー」と言われた時に、「あ、私も入ってるよ」と言って「じゃあ、マイミク(フレンド関係)になってー」と言われても、 自分のダーク(笑)な所を知られたくない為に適当にゴマかしたり、または、そうやって誤魔化さない為に「へーそなんだ」とｍｉｘｉに入ってることを黙っておいたりする人…多いんじゃないかなー と思います。

まぁ、管理人も実はそうでした。なんか、ちょっと窮屈な感じがして最近はあんまりいかなくなってしまいました。

先にも言いましたが「草の根BBS」(個人運営規模のパソコン通信のNET局)のような感じで、小規模なＳＮＳを開く方が増えてきています。理由は色々あると思いますが、 「自分の趣味や地域に特化したＳＮＳを作りたい」というのが一番多い理由ではないかと思います。

○○市民だけとか、○○が好きな方だけ、中には、会社の取引先だけとか、社内ＳＮＳ等もあるようです。大規模ＳＮＳと異なり、比較的容易にリアルの世界で皆と集まれるとか、 ○○が好きな方だけという空間であることから、周りが自分と同じような趣味の持ち主のために隠し事せずに気軽に参加できるといったメリットがあります。

反対にデメリットは、「人が少なく情報量が少ないこと」があげられます。